我らカマイサーファーズチームは今年も優勝目指して出場しました!

西表島では年間を通してたくさんの行事がありますが、その中でも沢山の人で盛り上がるのがユッカヌヒーに行われる海神祭です。

今年のユッカヌヒーは6月17日でした。

ユッカノヒーとは、旧暦の5月4日(ユッカ)の(ヌ)日(ヒー)という意味で、沖縄の各地でハーリー競漕が行われます。

一年間の豊漁と航海安全を祈願してサバニで競漕するという行事です。

ハーリーの名称は沖縄本島の糸満ではハーレーといい、由来は諸説ありますが、ハーリーは中国から伝わった爬竜船(はりゅうせん)を沖縄の方言でハーリーブニというところからきているという説、ハーレーは沖縄の最古の文献によると「ハレは走れという事、はしれを中略」と載っており、走らす舟をハレブニというところからきているという説などがあります。

ハーリー出漕前
今年も我らカマイサーファーズは職域レースに出場しました。

毎年この日はチームのみんなが仕事を休みます。私もカヌーとトレッキングのツアーは去年から中止の予定を入れており、ハーリー行事を優先です。

2012年の初出場から今年で7回目の出場ですが、毎年本気で優勝を狙って、1ヶ月前からスケジュールを合わせ練習してきました。

我々のチームのこだわりは、まずサーフィンをやってて、そして全員が仲の良い友達であることです。

そのため島には若くてパワーのある人はいっぱいいるのですが、それだけだと我々のチームには勧誘できません。

毎年人数がギリギリで、ほとんどメンバーが変わらず補欠も無し。年齢だけがどんどん上がっています。

カマイサーファーズ内の職種もバラバラで、ダイビング店主・釣り店主・サップ店主・サーフガイド店主・大学職員・整備工場長・養蜂・猟師・飲食店主・カヌート・レッキング店主などです。

平均年齢43歳のおっさんサーファー達なので、優勝するためには正直若いパワーが欲しいところではあります。

ただ、パワーがあるからといって、友達じゃない人達を集めて優勝してもなんの意味もないと思っているので、そこはポリシー持って仲の良い友達サーファーだけのチームでこれからも優勝を目指していきます。

サーファーってどうしてもかっこつけたがりなので、見た目もそうですが、考え方にもかっこつけちゃいます。

ハーリーレース、ゴール直後のカマイサーファーズ達
結果は2位!!残念ながら、今年ももうちょっとのところで勝つことができませんでした。おっさん達は悔しがります。

このあとは、来年も優勝目指して頑張るために恒例のブガリノーシ(お疲れさん会を兼ねた宴会)がカマイサーファーズ達で夜遅くまで繰り広げられました。
飲むための理由が欲しくて毎年出場しているとの説も…

ニモの絵が描かれたサバニの前で娘とのスナップ
ニモの絵が描かれたサバニの前で娘とのスナップ

今年もみんな、海での仕事や遊びで何事もなく安全でありますように。