オフシーズンはやることがいっぱい。そして狩猟生活に入ります。
10月後半からは西表島の観光業はオフシーズンにはいります。
オフシーズンはカヌー(カヤック)、トレッキングのツアーのお客さんは徐々に少なくなりますが、ワイルドジャーニーでは休業はせず、ほそぼそと営業しております。
ただ、冬場はツアーの仕事は少なくなるのですが、意外とやることが山積みで夏場にできない道具のメンテナンスや、WEBサイトの修正や変更、経理などのデスクワークもたまっております。
さらに、11月15日からの狩猟解禁にあわせ、猟で使う罠をたくさん作るなど、狩猟の準備におわれます。そして、猟期が始まると、毎日のように山に入りジャングルの中を駆け回ります。
閲覧注意!!私のイノシシ猟の実際!イノシシの解体画像あり
イノシシが罠にかかると、生きたまま素手で生け捕りし、背中で暴れるイノシシをかついで山を降り、数キロジャングルの中を運び出します。
狩猟の大変さは人によって差があるとは思いますが、どのくらいイノシシを捕りたいかで、作業量も変わります。
普通に働きながら狩猟もするとなると、できることが限られてしまい、捕れる数も少ないかもしれません。
私の場合は、ちょうど仕事がオフシーズンなので、ツアーの仕事がない日はイノシシ猟に専念できるため、
頑張れば頑張るほど成果につながると思ってます。
完全に自分との戦いです。
2018年度の狩猟期間が終了したので、イノシシ猟での様子を少しご紹介いたします。
猟期が始まると、数日間は1日7時間〜8時間はジャングルの中で罠かけに徹します。
ある程度罠の数が増えたら、3日間あけて罠回りをしながら罠を増やします。その繰り返しを3ヶ月間行うのが基本です。
私の場合は猟場を分けて山に入っているので、3日間あけている間に違う場所にも入っているため、狩猟期間の前半はほとんど休みがなく、一年で一番忙しい季節でもあります。
イノシシが捕れてたらそれで終わりではなく、残りの他の罠も回らないといけません。
一度に数頭のイノシシが捕れた場合、数kmをイノシシを担いで山から下ろし、また戻って、2頭目を数キロ担いで山から下ろしの繰り返しなので、背中で暴れる40kg以上のイノシシを担ぐ場合、正直地獄です。
単独猟なので、罠製作、罠設置、罠回り、捕獲、解体と一人でやることが多いので、できるだけ無駄を省いて、たくさん経験を積んいるところです。
西表のイノシシは、異種のイノシシ、豚、イノブタとの混血がなく、純血のままの原種のリュウキュウイノシシであり、そのため菌が少なく、大昔から生で食べる文化が現在も根付いています。私もイノシシの刺身が好きすぎて、イノシシ猟を始めたと言っても過言ではありません。
狩猟期間が終わって、オンシーズンまで時間に余裕ができたので動画編集してみました。よかったらご覧ください。